Tuesday, January 13, 2009

理論株価

http://kabu.ganzart.com/rironnkabuka.htm

理論株価

理論上の定期性株価を計算してみる

理論株価

ここでは、投資判断に役立つ理論株価について詳しく紹介しています。理論株価は知ってて損はないのでゆっくり見ていってください。

理論株価情報!

理論株価に対する注意点

①長期の業績予想にどれだけの信頼性があるだろうか。

確かに開発期間が長期になる長期の需要予測がある程度可能な設備産業にはある程度使える面もあるが、数年後の技術トレンドや需要動向さえ読み切れな いハイテク、IT産業、そのほか業績の変動性の高い、ゲームや音楽などのヒット産業や、小型株などにとってはあまり意味がない。

②負債資本コストは、過去の実績でしか無い。

10年とか20年とかの非常に長期で投資を行う投資家には有効性を持つかも知れないが、値や負債資本コストも計測期間によってブレがあり、小さなブレでも理論株価には大きく跳ね返る。

③理論株価はあくまでも参考値として意味がある

理論株価を目標株価としなくてはならず、また、それによって投資決定しなくてはならない

④一度設定してしまった評価手法や理論株価に縛られてはいけない

今日の市場の動きが明日の理論値を変えているわけであり、柔軟に対応しなければいけない。入力された値に基づいて5年後の理論株価を計算します。*すべて必須入力です。

銘柄コード

以下会社四季報などから値を入力してください。
一株当り株主資本(BPS) \
今期予想一株利益(EPS) \
来期予想一株利益(EPS) \

以下ご自分の判断で選択してください。

この企業の財務体質の安全度は?
借金が微小で優良
ある程度借金があるが問題無し
多少借金が大きいのが気になるがまあ大丈夫
借入金が多く不安

再来期以降のEPSの予想成長率は?

理論株価と言うのは次の式で表されます。

■理論株価=企業価値/株式数

■理論株価=1株あたりの株主資本(BPS)+1株利益(EPS)×PER (おおざっぱです)

■理論株価=市場価値/株式数
(結局はほぼ同じです。)問題はいろいろな値をどう計算するかです。

企業価値(EV)=会社が将来生み出すであろうキャッシュフロー(毎年の会社の利益)の総額を現在価値に割り引いたものです。

現在資金×(1+金利)=未来の資金
1のところは投資した資金が返ってこないリスクを100%返ってくるという状態から差し引いたもの。1というのはリスクが0%で100%安全な投資対象への投資の場合。

■現在の資金=未来の資金/(1+金利)

1年後の利益の現在価値=1年後の利益/(市場のディスカウントレート+成長率)

Rは市場が決めるディスカウントレートで、Gがこの会社の成長率。Cは未来の利益なのでもちろん変動しますが期待値はどれぐらいなのかだいたい予測できるとします。

■企業価値=C/(R-G)
株価 = [C/(R-G)]/株式数と言うことになります。
この式を少し変形すると、

■株価/(C/株式数) = 1/(R-G)になります。
C/株式数は一株あたりの利益でEPS(Earnings per share)と呼ばれます。

■株価/EPS = 1/(R-G)

■株価/EPS = PER
そうです、株価を一株利益で割ったものはPERと言って、株式投資家ならみんな知っている指標ですね。

■PER = 1/(R-G)
(R-G) = 1/PER
(例)PERが20倍の会社
(R-G) = 1/20=0.05=5%
もし、ディスカウントレートが8%だとすると、市場ではその会社の成長率は3%だと予想されていることになります。
Price = EPS/(R-G)

■理論株価は
 1.現在、会社がどれぐらいのキャッシュフローを生み出す力があるのか?C
 2.その会社はどれぐらいの速さで成長するのか?G
 3.将来のキャッシュ・フローはどの程度不安定なのか?R

■理論株価=1株あたりの株主資本(BPS)+1株利益(EPS)×PER
理論株価=1株あたりの株主資本+1株利益×1/(R-G)
1株利益×1/(R-G)は1株利益の現在価値
理論株価=株の市場価値/発行済株式数
市場価値=企業価値ー負債
企業の現在価値=フリーキャッシュフロー/資本コスト(WACC)
フリーキャッシュフロー(粗利益) =税引後利益+減価償却費-投資+運転資本の変化
資本コスト=D/(D+E) X Rd X (1-T) + D/(D+E) X Re
負債に対し支払わなければならない金利や、もし資本を他の安全な方法で運用した場合で生み出される金利など損する分をキャッシュフローから割り引き、企業に投資した時のトータルな「利回り」を計算 します。

Rd=実効金利(負債の金利)、実際に企業が負担する金利は金利 が費用として処理されその分、税金の負担(T)が軽くなります。
T=実効税率
Re=株式資本コスト=Rf+B(RmーRf)、
B=株式市場全体にたいするその企業の株価の相対的リスク(株式市場が1%変化したときに企業の株価が何%変化するか)
Rf=リスクフリーレート(国債などのリスクの無い証券の利回り)
Rm=株式市場全体の利回り

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