Wednesday, September 10, 2008

バス旅の伊豆半島

http://www2u.biglobe.ne.jp/~k-naoto/car/car15-01.html


伊豆半島の旅
作成日:2000/07/08


今回の行先は、近場だけども今まで手を出していなかった伊豆半島にしました。伊豆はとても人気のある観光地で、いつも混んでいる為敬遠していたのですが、梅雨のこの時期なら空いているだろうという事で、あまり天気には恵まれませんでしたが行って来ました。

バス会社名のカッコ内の数字は、作成時のおよその本数と所要時間です。なお、東海バスグループ各社は全て東海バスとして表記してあります。



1.東京駅(JR東海道本線など) ⇒ 沼津駅(JR東海道本線)
JRバス関東(1日1本:2時間20分)

東京駅 東京駅から東名高速ハイウェイバスに乗って出発します。沼津行きは、夜間に1本しかありません。

10名程度の乗客を乗せて出発し、ガラガラの東名高速を軽快に走って行きます。大半の人が東名御殿場で下車し、終点まで行ったのは数名でした。沼津到着が22時ごろなので無条件で泊まりになります。

※ この路線は '2000/7/20 の改正で廃止

2.沼津駅(JR東海道本線) ⇒ 沼津港
箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道(1時間2~3本:10分)

伊豆箱根鉄道 伊豆に向かう船に乗るべく港に向かいます。市内の高校生がデザインしたらしい、やたら派手な伊豆箱根のノンステップバス(←写真)です。名前はぞうさん号?

休日の朝という事もあって駅前ロータリーの人通りは多くなく、乗客もわずかでした。箱根登山バスも走っていますが、ルートが異なるようです。

3.沼津港 ⇒ 土肥港
伊豆箱根鉄道(1日4~7本:35分:季節曜日により本数変動)

こばるとあろー 伊豆箱根鉄道の高速船「こばるとあろー」に乗って伊豆半島に上陸します。私が乗ったの船は、写真より少し小さいものです(乗った船は写真が撮り難かったので)。

朝一番の船だったせいか貸切でした。今まで路線バスを貸切った事は幾度もありますが、定員が150人を越す船を貸切るのは初めてです。デッキに出れば気分は加山雄三と言ったところでしょうか。

【 ~デッキからの風景~ 】
沼津港を出発すると右手に富士山(写真左)が見えて来ます。パンフレットにあるような綺麗な富士山は見えませんでしたが、でかい山だという事はわかりました。過去に1度だけあの山の頂上に登った事があります。
左手には伊豆半島(写真右)が見えてきます。海水浴場や観光地が多い東伊豆と違って、このあたりは人家も少なく対照的な感じです。

富士山 伊豆半島


4.土肥港 ⇒ 堂ヶ島
東海バス(1時間1~2本:40分)

東海バス 土肥(トイ)港でバスに乗換えです。港からすぐの所にバス停がありそこからも乗れますが、海辺をブラブラと歩いて土肥温泉(徒歩10分)から乗るのもいいと思います。

土肥温泉には東海バスの発券所があります。窓口のお姉さんが薦めてくれた昼間しか使えないがお得な「特殊回数券」を買ってバスに乗り込みます。乗ったバスは路線バスとしてはグレードの高い車両でラッキーでした。ただ塗装が不思議。

【 土肥温泉の風景 】
海岸(写真左)は綺麗に整備されています。こういう所は大抵カップルが多いのですが、土肥温泉という土地柄のせいか全くいませんでした。海岸の脇には、不思議な花時計(写真右)がありました。世界一の花時計と書いてありましたが、何が理由で世界一なのかは書いてありませんでした。

土肥温泉 花時計





5.堂ヶ島 ⇒ 石廊崎灯台
東海バス(1日3本:1時間45分)

東海バス 堂ヶ島の風景

堂ヶ島から石廊崎灯台まで長旅モードに入ります。1つ前に乗ったバスが快適で、しかも今度は長距離なのできっとグレードの高いバスが来るだろうと思いきや・・・(苦笑)。 このバスで2時間近く乗るのはきついな~と思ったのですが、途中の「波勝崎」で少し休憩があったのでたいして疲れませんでした。

この路線は、地図で見ると海辺を走るように見えますが、殆ど山の中を走るので、気分は高原という感じです。「波勝崎」への道がかなり狭いので、「波勝崎経由」の便は恐らく中型バスで運行されるのではと思います。

堂ヶ島にも東海バスの発券所(トイレ有り)があり、ここで南伊豆フリーパスを購入しました。2日間有効なのでバスマニアなら元は取れるでしょう。堂ヶ島バス停の目の前には綺麗な景色(写真右)が広がっていて、遊覧船も運行しているので観光客が大勢いました。

6.石廊崎灯台 ⇒ 伊豆急下田駅(伊豆急行)
東海バス(1時間1~2本:40分)

トロピカ-ナ号 伊豆半島の先端都市下田に向かいます。この路線には4~5本に1本の割合でトロピカ-ナ号(写真左)が使用されています。東海バスは観光地に多く路線を持っている為、このような変わったバスを何台か持っています。

【 沿線の風景 】
この路線は途中に集落が多いので、観光客だけでなく住民の方の利用も多いようです。

石廊崎灯台 弓ヶ浜海岸

写真左⇒石廊崎灯台(バス停から徒歩10分)
写真右⇒弓ヶ浜海岸(休暇村下車すぐ)

7.伊豆急下田駅(伊豆急行) ⇒ 修善寺駅(伊豆箱根鉄道)
東海バス(1日1本:2時間)

東海バス 伊豆の踊子号

下田から修善寺まで行きます。直通バスは1日1本しかありませんが、区間便が走っているので途中下車しながら行くのがオススメです。但し、白浜海岸から河津駅の間に直通バスしか走っていない区間があります。

河津駅から修善寺駅の間には、伊豆の踊子号(写真右)が走っています(季節運行)。車掌として踊り子の格好をした女性が乗っているのが特長です。この日の踊り子さんは結構可愛かったですよ。

【 下田の風景 】
写真左⇒駅前からロープウェイで寝姿山へ。下田の街を見渡す事が出来ます。
写真右⇒「下田あじさい祭り」開催中でした。まだ、咲き始めのようです。
(下田駅から海中水族館行:あじさい公園下車すぐ)

下田の街 あいざい祭り


【 沿線の風景 】
この路線は長大路線という事もあり、いろいろな景色を楽しむ事が出来ます。白浜海岸は綺麗な海岸で、夏に賑わうのが納得出来ます。 ループ橋には、橋の途中(写真の2段目左の木のあたり)にバス停があり下から遊歩道で上がる事が出来ます。 2つの滝は同じようにも見えますが、単体で売り物にしているだけあって「浄蓮の滝」の方が立派でした。

写真左上⇒白浜海岸。(白浜海岸下車すぐ)
写真右上⇒河津七滝ループ橋。(河津七滝ループ橋又は大滝入口下車)
写真左下⇒河津七滝の一つ大滝。(大滝入口下車徒歩3分)
写真右下⇒浄蓮の滝。(浄蓮の滝下車徒歩5分)

白浜海岸 河津七滝ループ橋

大滝 浄蓮の滝

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