Monday, January 26, 2009

資本主義って何ですか

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1164684.html
> 資本主義って何ですか!?

「経済」に関しては全くの門外漢なのですが、このテーマに少し興味を持ったので、書いてみました。
ですので、間違った解釈をしているかもしれませんので、その場合は悪しからず。

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「 資本主義 」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9
・  資本主義(capitalism)(しほんしゅぎ)とは、経済の仕組みの一種で、
・  資本の運動が基本原理となる体制のことである。

「資本主義」は、稼いだお金で自由に好きなものを買ったり、私有財産として貯蓄しておくことも出来る、
経済システムで、米国、欧州各国、日本など、俗に自由主義国といわれる国々で採用されています。

「貧富の差」が出て平等感を感じ難いシステムですが、自分の得た所得を好きなように使えることなどから、
「行動の自由」と言う満足感は、得られ易い、一応成功した経済システムと言えるのでしょう。

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「 社会主義 」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9
・  社会主義(しゃかいしゅぎ)は、生産と配分の手段・方法を、社会の成員全体で共有することによって
・  社会を運営していくしくみと、そのしくみをささえる人間観などを構想する思想。

「社会主義」は、お金自体は存在するのですが、私有の土地が持てなかったり、会社が作れなかったり、
自由に職業が選べなかったり、主に国が中心となって行う「計画的な経済活動」が、その主流で有り、
昔有ったソビエト連邦、かっての中国や、北朝鮮などが行っていた経済システムです。

「賃金の格差」は余りなく、国による社会保障も充実していますから、暮らしやすい社会にはなるのですが、
競争の原理が働き難いシステムなので、国家間で比べた場合、「経済的な発展の面で、資本主義諸国に劣る」、
と言う結果に、陥り易いシステムと言えそうです。

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「 共産主義 」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9
・  共産主義(きょうさんしゅぎ)は、私有財産制を廃止し財産を共有することによって、
・  貧富差のない平等な社会の成立を目指す社会理論および政治運動、イデオロギーを意味する。

純粋な「共産主義」を行っている国は現在存在しないようですが、私有財産は無いためお金も不必要な代わり、
全ての物資が配給制で、自由な職業による経済活動や、個人の行動が制限された社会システムで、
ポルポト政権のころのカンボジアが、正にその典型的なものと言えるのでしょう。

しかし面白いことに、「共産主義」のシステムを取り入れた「ヤマギシ会」と言うグループが、この日本にも、
存在して、継続した活動を行っているようです。「 幸福会ヤマギシ会 」 ​http://www.koufukukai.com/

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「 社会主義自由経済 」

「 規制緩和の背景にある中国政府の思惑 」 
http://www.lca-j.co.jp/cbc/top/report_01.htm
・  人類は中華人民共和国をして最大の実験を行なっている。社会主義自由経済である。
・  ソビエト連邦を君主とした社会主義の崩壊を目の当たりにした中国は、非常に危機感を覚えた。
・  そこで人民に一定範囲内での経済活動を許可すると言う飴を支給したのだ。

中国の指導者であった「鄧小平」の考え出したこのシステムは、「中国共産党」と言う組織を温存したまま、
何とか経済的に発展させたい考えから生み出されたものだと、私は思っていますが、国民が豊かになるにつれ、
自由と言うもう一つの価値感に目覚め、「何れは完全な自由主義に移行する」と予測する人も多いようですね。

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「 会社主義 」 ←(半分冗談ですが、一部真実かな)

戦後から現在までの日本の社会は、年功序列賃金で、欧米などから見れば転職が難しい社会だったわけですが、
こう言う「会社と言う組織」に、多くの権限と力を持たせ、日本の国を強力に発展させようとしたシステムを、
少し茶化して、「会社主義」などと呼ぶことが有ります。

日本に長く住んでいれば余り気付かないことですが、未だに< 会社組織が多くの権限と力を持っている >
その良い例として、米国などには存在しない、就職する場合の「年齢制限」などが存在する点でしょう。
ある評論家は、戦後の日本は< 開発独裁の国 >だった、と評論しています。

「会社の売り買い」などが、日常茶飯事の米国や、会社同士の株式の持ち合いや、銀行経営に見られたような、
「護送船団方式」や、国の過度の介入など、ドライなビジネスの出来る米国とでは、日本も同じ「資本主義国」
と言って見ても、その成熟度には、大きな隔たりが有ると言えるのでしょう。

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